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2025.06.21
家づくりの転換点

急速に進むインフレを抑えるべく、
最近では賃上げの必要性が盛んに叫ばれています。
しかし、コロナ以降の物価上昇をふまえると、
わずか5%程度の賃上げでは生活の足しにはならない…というのが、
多くの方の本音ではないでしょうか。
食料品や衣料品は軒並み10%以上値上がりしており、
住宅に至っては、建築費が30〜40%も上がっています。
それは、ウッドショックが落ち着いた現在でもなお、です。
そんな中、いま家を建てるとなれば、コロナ前に建てた方と比べて、
住宅ローンの毎月返済額は3〜4万円近く増えるのが実情です。
この現状を踏まえると、家づくりに対する考え方や進め方を、
これまでとは大きく変える必要があると私は考えています。
かつては、「今の家賃と同じくらいの支払いで家が持てる」
と言われていたマイホームも、
いまやそう簡単な話ではなくなりました。
また、住宅と切っても切り離せない「電気料金」も、
過去より確実に家計の負担を重くしています。
おはようございます。
Tsumugu Houseの新内です。
今回は、これから家を建てる方が、どのような視点を持って家づくりに臨むべきか、2つの重要なポイントをお伝えします。
✔️取り組むべき2つの視点
- 預金ではなく「投資」に目を向ける(金融知識をつける)
- 少しでも「家づくりコスト」を圧縮する
✔️ なぜ、金融知識が必要なのか?
それは、これまで「常識」とされてきた金融感覚が、
今後は家計を圧迫するリスクに直結するからです。
インフレが続けば、現金の価値は目減りしていきます。
賃金が上がらないまま物価高だけが進行すれば、
貯金する余裕すらなくなり、将来への不安が募るのは目に見えています。
したがって、「貯金=銀行預金」「保険は手厚く入る」「投資は危険」といった、
これまでの常識を一度リセットする必要があります。
これからの家づくりでは、
- 「預金は銀行に頼らない」
- 「保険は必要最低限に」
- 「投資は早くから始める」
この3つの意識転換が非常に重要になります。
※これらの考え方については、詳しく知りたい方はお気軽にご相談ください。
✔️ なぜ、家づくりコストを抑えるべきなのか?
理由は明確です。
それは、家計にゆとりを生み、将来に備える
「長期積立投資」にまわす原資をつくるためです。
仮に、家づくりの支出を月2.5万円抑えられたとすれば、
そのお金を退職まで毎月積み立てていくだけで、
将来的には数千万円の差が生まれる可能性があります。
つまり、その違いが、
- 安心して老後を迎えられるか
- 働かざるを得ない老後を送るか
という人生の分かれ道になりかねないということです。
今後も「気持ちにも家計にもゆとりのある暮らし」を続けていくために。
家を建てる前のいま、この2つの視点にしっかり取り組みながら、
家づくりを進めていただければと思います。
それでは…。