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2025.06.04
マイホームの価値

【賃貸と持ち家、結局どっちがいいの?】
コストだけでは語れない「マイホームの価値」とは
こんにちは。
岡山で建築家と建てるデザイナーズ住宅を手がけている
Tsumugu House(ツムグハウス)の新内です。
賃貸暮らしを続けながら、
「マイホームと比べて、どっちが得なんだろう?」
と感じたことのある方は多いと思います。
結論から言えば、金銭的な負担だけを見れば、今の時代は賃貸の方が“楽”かもしれません。
■ 金銭面だけなら賃貸が優勢?
現在、建築費や外構費はコロナ前より30%以上値上がりしています。
仮に総予算4,000万円の家を35〜40年ローンで組んだ場合、
- 月々の返済:10~11万円前後(ボーナス払いなし)
- 固定資産税や都市計画税(岡山市内)
- 火災保険・地震保険
- 将来のメンテナンス費用の積立
など、住み始めてからの出費も確実に増えます。
一方で、賃貸は:
- 家賃8〜9万円で新しめの物件にも住める
- 税金や大きな維持費が不要
- 気軽に住み替えができる
と、手軽さ・柔軟さが魅力です。
✔ それでも「持ち家」をすすめたい理由
それでも私は、多少負担が増えても、
マイホームには“持つだけの価値”があると考えています。
その理由を、いくつかの視点からご紹介します。
■ 暮らしの「質」が変わる
① 音のストレスがなくなる
賃貸では上下階・隣室への“音の気配り”が日常的に必要です。
一戸建てではそのストレスから解放されます。
② 結露・寒さ・古さの悩みも解消
古い賃貸では、冬の結露や断熱性能の低さに悩む方も少なくありません。
新築住宅なら、高気密・高断熱で快適さが段違いです。
③ 子どもを安心して遊ばせられる
賃貸では庭がなかったり、駐車場が近くて不安だったり…。
マイホームならプライベートな庭でのびのび遊ばせられる環境が整います。
④ 収納や間取りの不満が解決
収納が少ない、家が片付かない、部屋が足りない…
マイホームなら暮らしに合わせた間取りを最初から設計できます。
■ 一戸建てでしかできない“未来の備え”
持ち家の最大の価値の一つが、太陽光発電の設置です。
- 賃貸やマンションでは設置不可
- 蓄電池やEV充電設備も不可
- 電気代の値上がりに備えられない
今後ますます上昇が予想される電気料金を、
住宅ローンよりも重くのしかかる固定支出と考えると、
早めに備えておくメリットは非常に大きいです。
✔ 太陽光発電で生まれる“差額”
仮に25年間使った場合:
- 太陽光を設置した家とそうでない家で
→ 光熱費の差は600〜700万円にもなる試算もあります。
しかも、電気代は一生払い続けるものですが、
住宅ローンはいつか終わりますよね。
■ 生命保険も見直せる
もうひとつ、マイホームを持つことによって
「団体信用生命保険」=もしものときにローン残債が0になる制度に加入します。
このおかげで、
現在加入している生命保険の見直しが可能になり、
トータルで家計が軽くなるご家庭も少なくありません。
✔ まとめ:マイホームの価値は“生活の土台”になること
たしかに賃貸の方が、金銭的には楽です。
でも、暮らしの安心・快適さ・将来の備えを考えると、
持ち家にはそれ以上の価値があります。
- 家族が安心して過ごせる空間
- 自分たちの暮らしに合った間取り
- 子どもがのびのび遊べる庭
- 将来の光熱費に対する備え
それらすべてが叶うのは、一戸建てのマイホームならではです。
今、マイホームを持つか悩んでいる方は、
コストだけでなく、“暮らし方”と“将来の安心”という視点も加えて考えてみてください。
Tsumugu Houseでは、資金計画から暮らし方、将来設計まで、
一緒にじっくりお話を伺いながら、無理のない家づくりをサポートしています。
ご相談はいつでも、お気軽にどうぞ。
それではまた。
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Tsumugu House(ツムグハウス)
代表:新内 芳之