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2025.05.21

2種類の平屋

2種類の平屋

【間取り次第でこんなに違う】

2種類の平屋。暮らしやすさとコストに差が出る理由とは?

こんにちは。
岡山で建築家と建てるデザイナーズ住宅を手がけている、
Tsumugu Houseの新内です。

近年、平屋は“子育て世代にも選ばれる家”として大きな注目を集めています。

でも実は、一口に「平屋」と言っても、

  • 中庭のある平屋
  • 中庭のない平屋

この2つでは、暮らしやすさも、コストも大きく違ってくることをご存知ですか?

■ 平屋でも「中庭の有無」でここまで違う!

① 採光と視線の違い

【中庭のない平屋】

  • 外からの光を取り入れるには、大きな窓が必要
  • でも視線も入るため、基本はカーテンを閉めっぱなし
  • 結果、昼間から照明をつける“暗い家”になりがち…

【中庭のある平屋】

  • プライバシーを気にせず大きな窓が設けられる
  • 中庭から家全体に光が拡がり、晴れ・曇り・雨でも明るい室内
  • 空や庭の景色を感じながら、心地よく暮らせます

② ウッドデッキの活用度が変わる

【中庭のない平屋】

  • ウッドデッキは外から丸見え
  • 次第に使わなくなり、“お飾りスペース”に…

【中庭のある平屋】

  • 視線を気にせず使えるので、生活の中でしっかり活用
  • バーベキューや水遊び、ちょっとしたカフェタイムにも大活躍
  • 家事をしながらでも子どもの遊ぶ姿を見守れる

③ 洗濯動線が圧倒的にラク!

【中庭のない平屋】

  • 洗濯物は外のスペースへ → 隣家との間 or 道路沿い
  • 夏は暑く、冬は寒い、ノーメイクでは外に出づらい…

【中庭のある平屋】

  • 家の中から数歩で干せる
  • 人目を気にせず、いつでも好きなタイミングで作業ができる
  • 花粉・PM2.5が気になる日でも安心の「室内干し空間」としても活用

■ コストにも“違い”が出る

「中庭をつくると高くなるんじゃ…?」と思われる方も多いですが、
実は合理的に設計すれば、中庭があってもむしろコストを抑えられることも。

  • 南向きの高額な土地を選ばなくていい
  • 外構費(目隠しフェンス・塀・植栽)が大幅にカット
  • 外からの視線対策のカーテン・シャッターも不要
  • 土地に無駄な余白をつくらず、コンパクトに設計可能

結果的に、“見た目”と“暮らしやすさ”の両立が実現します。


■ まとめ:間取り次第で「平屋の満足度」は変わる

いかがでしたか?
「平屋にすれば暮らしやすくなる」と思いがちですが、
実はその**“つくり方”がとても重要**なのです。

特に、家にいる時間が長い子育て世代にとっては、

  • 光と風が心地よいこと
  • 外の視線を気にせず、安心して過ごせること
  • 家事や子育てがラクにできること

こうした“見えない快適さ”が、毎日の暮らしに大きな差を生みます。

これから平屋をご検討の方は、
ぜひ「間取りの工夫」や「中庭のある設計」にも目を向けてみてください。

Tsumugu Houseでは、暮らし方に合った平屋を建築家と一緒に丁寧にご提案しています。
気になる方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。

それではまた。


Tsumugu House
代表:新内 芳之