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2026.06.13
家の良し悪しを大きく左右する窓

仮に、このような分譲地に家を建てる場合、
一般的にはこのような配置で建てることになります。
しかし、この配置を前提に家づくりをする場合、
北側接道・南側接道それぞれに、気をつけるべきポイントがあります。
おはようございます。
Tsumugu Houseの新内です。
では、それぞれのケースについて考えてみましょう。
✔ 北側接道の場合
北側接道で、なおかつ三方向を隣家に囲まれている土地の場合、
赤い波線部分に大きな窓をたくさんつくったとしても、
実はそれほど光は入りません。
隣家との距離が近いからです。
そのため、単純に外周に大きな窓を設けるのではなく、
室内へどう光を取り込むかを考えながら
間取りをつくらなければいけません。
そうしないと、日中でも光がほとんど入らないLDKになってしまい、
朝から照明が必要な、どんよりと暗い住まいになってしまいます。
✔ 南側接道の場合
一方で、南側接道は「明るい家になりそう」
というイメージを持たれがちです。
しかし、南に部屋を配置し、
青の波線部分に大きな窓を設けてしまうと、
外から室内が丸見えになります。
その結果、視線を遮るためにカーテンが必要となり、
そのカーテンは、おそらく一生開けられなくなります。
さらに、直射日光が強すぎるため、
シャッターを閉めたままにしている家も少なくありません。
ですが、それでは家の中に光が入らず、
明るいどころか、むしろ暗い家になってしまいます。
また、南に大きな窓をたくさん設けると、
外から窓を見るだけで間取りが分かってしまうため、
防犯面でも不安が残ります。
その結果、
・目隠しフェンス
・植栽
・高い塀
などが必要となり、外構費用まで大きく膨らんでしまいます。
✔ 窓を増やしすぎることのデメリット
このように、
「南に大きな窓をつくれば明るくなる」
「窓を増やせば快適になる」
というわけではありません。
むしろ、窓を増やしすぎることで、
・カーテン
・シャッター
・目隠し
・塀
といった余分なコストが増えてしまいます。
さらに、窓が増えることで外壁の汚れも増えます。
窓まわりには雨だれによる黒い垂れジミが発生しやすく、
それが外観を損ねる原因になります。
結果として、外壁の塗り替え時期が早まり、
将来的なメンテナンス費用まで増えてしまいます。
そして、もっと本質的な話をすると、
窓が増えるほど断熱性能も耐震性能も低下します。
窓が増えるということは、
その分「壁」が減るということですからね。
✔ 本当に大切なのは“窓の数”ではなく“光の取り入れ方”
だからこそ、土地選びでも間取りづくりでも、
「どこに窓をつくるか」より、
「どう光を取り込むか」を考えることが大切です。
そうすることで、
・カーテンやシャッターのコストを減らせる
・目隠しや塀も最小限で済む
・断熱性能が高くなる
・耐震性能も高くなる
・メンテナンス費用も抑えられる
といった、たくさんのメリットが生まれます。
そして何より、
プライバシーが守られた、居心地の良い住まいになります。
ぜひ、こうした視点も大切にしながら、
理想の家づくりを進めていただければと思います。
それでは・・・。