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2026.02.07

住宅侵入リスクと家づくり

住宅侵入リスクと家づくり

三井住友海上火災保険が発表したデータによると、
「7割以上の家庭に住宅侵入リスクがあり、
そのうち6割以上が防犯対策をしていない」

という結果が出ています。

さらに、多くの人が無意識のうちに、
侵入されやすい環境を自らつくってしまっている
という実態も見えてきます。

以下の項目に当てはまるものがある方は、
どうやら泥棒に狙われやすい傾向があるようです。

① 植木や枯れ木の手入れがされていない
② 玄関先が掃除されていない
③ ポストにチラシなどが溜まりがち
④ 夜、自宅周辺が薄暗く、人目につきにくい
⑤ 敷地内に死角となる場所がある
⑥ 5分以内の外出やゴミ出しの際、鍵を閉めないことがある
⑦ 置き配を夜まで放置してしまうことがある
⑧ 外に干した洗濯物を、夜遅くまで取り込まないことがある
⑨ 在宅中でも、玄関や窓の鍵を開けたままにすることがある

このような点を踏まえると、
家づくりにおいては
防犯性を意識しながら、
間取り・外観・エクステリアを設計する必要がある

ということが分かります。

おはようございます。
Tsumugu Houseの新内です。

では、これらを一つずつ考えていきましょう。

まず①についてですが、
植物の手入れは想像以上に手間がかかります。

もし、「手入れが好きではない」という方であれば、
そもそも植えない
これが一番の対策です。

また、必要以上に広い土地を購入したり、
無駄な余白を残したまま家を建てることも
注意しておきたいポイントです。
余白が多いほど手入れの手間は増え、
それを怠ると景観が乱れるだけでなく、
防犯上のリスクも高まるからです。

②・③については、
正直なところ
「こまめに掃除をする」
これに尽きますね。

④については、
実は土地選びが大きな鍵を握っています。

  • 周囲にある程度住宅がある
  • 自宅周辺に十分な街灯がある

こうした条件はとても重要です。

土地を選ぶ際は、
昼間だけでなく
夜の様子も必ず確認する
ようにしてください。

⑤については、
設計が最も重要なポイントになります。

室内が外から丸見えになる
オープンすぎる間取りにしてしまうと、
それを補うために
高い塀や植栽、目隠しを設けることになり、
結果として
死角が生まれやすくなってしまいます。

⑥と⑨については、
日頃から
こまめに施錠する意識を持つこと
以外に対策はありませんので、
②・③と同様、
ここでは割愛させていただきます。

⑦については、
共働きが当たり前となった今では
「あるある」の話かもしれません。

置き配が多い生活スタイルであれば、

  • 宅配ボックスを設置する
  • 置き配が外から見えない
    玄関ポーチの設計にする

といった工夫は欠かせません。

最後に⑧についてです。

室内干しが中心の方や
乾燥機を使用される方には
あまり関係ないかもしれませんが、
外干しを前提に考えている方は
特に注意が必要なポイントです。

洗濯物を外に干すことで、
在宅時間が推測されるだけでなく、
洗濯物の内容から
家族構成や生活スタイル、
場合によっては仕事まで
読み取られてしまう可能性があるからです。

だからこそ、
設計段階で

  • 洗濯物をどこに干すのか
  • 見え方はどうなるのか

まで含めて
間取りを考えることが、
根本的な防犯対策につながります。

干し場の計画は、
外干しに限らず
室内干しの場合でも重要です。

日光が当たらない場所では
生乾き臭が発生しやすくなりますからね。

いかがでしたか?

今回は、
かなり簡潔な説明でしたが、
お伝えしたかったのは、

防犯対策の多くは、
土地選びと設計で決まる

ということです。

家づくりでは、
動線・耐震・温熱など
大切な要素がたくさんありますが、

より安心で安全、
そして快適な暮らしを実現するためにも、
防犯やプライバシーにも配慮した家づくり
を心がけていただければと思います。

それでは……。