ブログ

ブログ

2025.12.17

白を基調色にする理由

白を基調色にする理由

トレンドを追いつつ、あえて「白」を選ぶ理由

おはようございます。
Tsumugu Houseの新内です。

「色」は、その時代のトレンドを如実に反映するもの。

LIXIL・Panasonic・TOTOといった住宅設備メーカーのショールームを訪れると、
今、どんな色が流行っているのかが一目でわかります。
(もちろんInstagramを見ていても分かりますよね)

今のトレンドは「くすみカラー」

現在の主流はというと、

  • グレー
  • ベージュ
  • グレージュ(グレー+ベージュ)

などの、彩度が低くてくすみがかったニュアンスカラー

水回り商品に限らず、壁材・床材・建具に至るまで、
このようなやわらかなトーンの色が多く取り入れられています。

たしかにこの色調でまとめられた空間は、
落ち着きがあって、なんとも言えないお洒落な雰囲気が漂いますよね。

それでも「白」を基調にする理由

そんな中、Tsumugu Houseではあえて**「白」をベースカラー**にし続けています。
その理由を、今日はお伝えさせてください。

✔️ 光の反射・拡散効果が段違い

私たちが大切にしている家づくりのコンセプトのひとつが、
**「日中は自然光だけで過ごせる住まい」**です。

太陽が出ている日はもちろん、
曇りや雨の日であっても、照明をつけずに過ごせる空間をつくるには
以下の2点が重要になります。

  1. 光を遮らないこと
  2. 入ってきた光を反射・拡散させること

そして、この“反射・拡散効果”に最も貢献する色が「白」なんです。

くすみカラーや濃色は、反射率が低いため
どうしても明るさが減衰してしまい、
たとえ晴れていても照明が必要な家になりやすいのです。

✔️ 外壁の「白」にも意味がある

外壁に白を使うと「汚れが目立つ」という印象があるかもしれません。
たしかに、それは事実です。

でもそれ以上に大きなメリットがあります。

  • 白は太陽光を反射しやすいため、外壁の熱ごもりを抑えられる
  • 中庭に入ってきた光を室内へ届けやすくなる
  • 室温の上昇を防ぎ、冷房効率もアップ

こういった効果が期待できるからこそ、
外部のデザインにおいても「白」を積極的に取り入れています。

もちろん、汚れが目立たないように
換気扇やサッシなどの部材はできるだけ目立たない位置に隠す設計を心がけています。

✔️ コーディネートがしやすく、飽きが来ない

「白」を基調にするもう一つの理由は、圧倒的な汎用性の高さです。

  • ナチュラルな木の色とも相性がいい
  • 観葉植物のグリーンもよく映える
  • 家具や雑貨のカラーを選びやすい
  • 差し色(赤・黄・青など)も自然に馴染む

つまり、どんなテイストにも対応できる“懐の深さ”がある色なんですね。

色数は絞った方が美しい

Tsumugu Houseでは、
家そのものには色を使い過ぎない」ことも大切にしています。

というのも、家づくりの段階で多くの色を使いすぎてしまうと、
住み始めた後に搬入される家具・家電・小物などの“生活の色”が加わった時に、
全体の色バランスが崩れてしまいやすいからです。

  • 壁紙の貼り分けは基本おすすめしていません
  • カーテンを使わずに済む設計を心がけています

統一感と落ち着きのある住まいをつくるためには、
**「余白」と「引き算の美学」**が欠かせないんです。

最後に

「白」は無機質で遊び心がないように感じるかもしれませんが、
実は他の色を引き立てる力を持った、素晴らしいベースカラーです。

だからこそ、
住まいの色選びにおいては、
「その空間で暮らしたときの生活シーン」まで想像したうえで、
コーディネートを考えていただけたらと思います。

それではまた。