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2025.11.08
資産か負債か
「マイホームなんて持たずに、ずっと賃貸で暮らした方がいい」
――そんな意見を述べる識者もいます。
たしかに、一見もっともらしく聞こえますが、
ずっと賃貸で暮らすとなると、**年齢を重ねるほど「借りにくくなる」**という
別の現実的な問題に直面します。
歳をとると借りにくくなる(あるいは借りられなくなる)理由は、
単に収入の問題だけではありません。
もし部屋で“万が一”のことが起これば、
その物件はいわゆる「いわく付き物件」となり、
大家さんが損失を被るリスクがあるからです。
そうした背景もあり、私は個人的に――
「やがて迎える老後に備える」という意味でも
マイホームは持っておいた方がいいと考えています。
ただし、重要なのはその“持ち方”。
マイホームを「資産」にできるか、「負債」にしてしまうかは、
持ち方ひとつで大きく変わるのです。
おはようございます。
Tsumugu Houseの新内です。
まず、マイホームを購入する際に
必ず理解しておかなくてはならないのが、
**「資産を持つ=維持管理コストがかかる」**という事実です。
つまり、家を買うときには
イニシャルコスト(建築費など)だけでなく、
ランニングコストにも目を向けておく必要があります。
その中でも特に重要なのが、
電気やガスなどの「光熱費」です。
今後、火力発電の燃料となる
液化天然ガス(LNG)や石炭の価格が上昇すれば、
電気料金もそれに連動して上がっていく可能性が高いです。
日本はこれらのエネルギー資源を100%輸入に依存しています。
そのため、戦争や為替の変動、政治的な要因によって価格が上昇しても、
日本は“言い値で買うしかない”という現実があります。
こうした理由から、私たちは
家を建てる際には太陽光発電の設置をおすすめしています。
分譲マンションや賃貸住宅では難しくても、
戸建て住宅であれば、屋根の形状さえ計画的に設計すれば
ほぼ100%設置が可能です。
太陽光発電を導入しておけば、
たとえ識者たちが言うように今後「年率3%」のペースで
電気料金が上がっていったとしても、
その影響を最小限に抑えることができます。
仮に年3%ずつ上昇した場合、
24年後には電気代は現在の約2倍になります。
いま月2万円の電気代を支払っているとすると、
将来的には4万円になる計算です。
一方で、太陽光発電を設置しておけば、
そんな心配をする必要はほとんどありません。
✔️ 返済に追われて「積立ができない」状態に注意!
もうひとつ、家づくりで注意してほしいのが
**「家を建てたせいで積立投資ができなくなる」**という状況です。
これからの日本は、インフレが進む可能性が高いと言われています。
物価が上がっても、所得が追いつかなければ家計はどんどん苦しくなります。
しかも、物価上昇=現金の価値が下がるということ。
つまり、銀行に預けているだけでは
お金の価値が目減りしていく時代なのです。
だからこそ、
家を買うと同時に積立投資を始めることをおすすめします。
(たとえば新NISAを活用するなど)
しかし、家にお金をかけすぎてしまうと、
この“将来の積立”に資金を回せなくなります。
結果的に、積立を続けた人とそうでない人の間に
大きな差が生まれてしまうのです。
試しに、月2万5,000円を35年間積み立てた場合を考えてみましょう。
積立ができた人と、できなかった人とでは、
住宅ローンを完済する頃におよそ3,000万円近い資産差が生まれます。
いかがでしょうか。
まさに――
「豊かな老後」と「苦しい老後」の分かれ道は、
家づくりの時点で決まると言っても過言ではありません。
ですから、家を建てるときには
イニシャルコストとランニングコストの両方を考慮し、
長期的な視点で試算を行っていただければと思います。
それでは、また。