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2025.10.29
リスクとリスクヘッジ
家づくりをするにあたって、
仮に4,000万円を銀行から借り入れるとします。
このとき選べる代表的な住宅ローンは、次の3種類。
- 変動金利
- 10年固定金利
- 全期間固定金利
この3つのどれを選ぶかによって、
毎月の返済負担は大きく変わってきます。
まず「変動金利」。
これは3つの中で最も金利が低いのが魅力です。
仮に金利0.7%・40年返済で4,000万円を借りた場合、
毎月の返済額は95,568円になります。
次に、地方銀行で主力となっている「10年固定金利」。
現在の金利相場はおおむね1.4%前後ですが、
同じく40年返済で借りた場合、
毎月の返済額は108,881円です。
変動金利よりも金利が0.7%上がるだけで、
月々の返済は13,313円増える計算になります。
最後に「全期間固定金利」。
返済期間中ずっと金利が変わらないという安心感が特徴ですが、
相場としてはおよそ2.0%前後。
この条件で40年返済を組むと、
毎月の返済額は121,130円となります。
つまり、
10年固定と比べて**+12,249円**、
変動金利と比べると**+25,562円**の差が出るわけです。
さて、あなたならどのタイプを選ばれるでしょうか?
おはようございます。
Tsumugu Houseの新内です。
おそらく多くの方が判断基準にするのは「月々の返済額」だと思います。
確かにそれは大切なポイントです。
ただ、もし家計的に全期間固定金利でも支払っていける余力があるなら、
私の個人的なアドバイスとしては、
「変動金利」もしくは「10年固定金利」を選び、
全期間固定との差額を長期積立投資に回すことをおすすめします。
たとえば、
10年固定との返済差額(約12,000円)を毎月積み立て、
新NISAのつみたて枠を利用して40年間・年率5%で運用したとすると、
元本576万円が約1,807万円にまで増える計算になります。
さらに、変動金利との差額(約25,000円)を同じ条件で積み立てると、
元本1,200万円が約3,764万円に。
つまり、約2,500万円増えるという試算です。
この差額分を“長期投資”に預けていくだけで、
いわゆる「老後2,000万円問題」も十分に解決できるというわけです。
✔️ 「現金」がリスクになる時代へ
ようやく日本にも、
長らく続いたデフレから抜け出し、インフレの波が押し寄せてきました。
デフレの時代では「現金を持つ」ことが
資産を守る最良の手段でしたが、
インフレ時代では逆に、現金が資産を減らすリスクになります。
たとえば、
100円の商品が50円に下がれば、
手元の1,000円の価値は2倍になります。
しかし、その商品が200円に値上がりすれば、
同じ1,000円の価値は半分になってしまいます。
つまり、インフレが続く限り、
「お金を寝かせておく=資産が目減りしていく」ということ。
だからこそ、
今の時代は“銀行預金を最小限にし、長期積立投資を行う”ことが、
最も現実的でリスクを抑えた資産防衛策になります。
積立投資をするということは、
単にお金を増やすだけでなく、
資産を円だけでなくドルなどにも分散させるという意味でもあります。
日本円だけで資産を持つよりも、
リスクヘッジ(=リスクを分散・回避する)になるということです。
これから家を建てる方にとって、
“資金計画”は家づくりそのものと同じくらい重要です。
家の予算を見直し、
住宅ローンの選び方を慎重に検討し、
そして保険や車といった“長く続く固定費”も含めて、
トータルで最適化すること。
それこそが、これからの時代を安心して生きるための
真のリスクヘッジになるのだと思います。
それではまた・・・。