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2025.10.11
(重要)家づくりの正しい進め方

「よしっ!家を建てよう!」と思い立った時、
いきなり土地探しから始めてしまう方が少なくありません。
ですが、これは資金計画の面で大きな失敗を招く原因となるため、
絶対に避けていただきたい進め方です。
特に今はインフレの影響で建築費用や土地価格が大幅に上がっており、
予算の組み方を一歩間違えるだけで「想定外のローン負担」
に陥るリスクが高まっています。
だからこそ、岡山で家を建てる際には
「正しい順序で進めること」が、なにより大切だと考えています。
✔️ 第一のステップ:ライフプランニングの作成
家づくりを始める前に、まず取り組むべきは
ライフプランニング(人生設計) です。
家は人生の中の一大イベントであると同時に、
固定資産税や火災保険、修繕費、家電の買い替えなど、
継続的にお金がかかる「資産」でもあります。
さらに、子どもの教育費や進学資金、
将来の老後資金も待ったなしで必要になってきます。
岡山に暮らすご家族の多くは
「子どもの教育費と住宅ローンが重なって大変だった」
という経験談を耳にすることも多いのではないでしょうか。
だからこそ、まずは 人生全体の資金の流れを把握すること が大切です。
✔️ 第二のステップ:資金計画の立案
ライフプランを整理したら、次は 資金計画 です。
土地・建物・外構にそれぞれどれくらいの予算を
充てられるのかを、まずは明確にしましょう。
流れは以下の通りです。
- 諸経費を先に算出する
銀行手数料・火災保険・登記費用・地盤改良費・家電家具・引越し費用など。
岡山エリアではこれだけで300万円前後かかるケースも珍しくありません。 - 残りを土地・建物・外構に振り分ける
例えば総予算3,800万円の場合、
諸経費300万円を引くと3,500万円が残ります。 - 土地の費用を計算する
岡山市内で平屋を建てたい場合、
60坪前後が必要になるケースが多いです。
仮に坪12万円の地域であれば土地代は720万円。
さらに仲介手数料や水道引き込み費用などを加え、
約800万円を土地予算とします。 - 外構費用を計算する
弊社では「土地の坪数×1.5万円」を目安にしており、60坪なら約100万円。 - 残りが建物予算
この例では残り2,600万円が建物に充てられる金額となります。
こうして「現実に即した数字」を先に出すことで
安心して家づくりを進められるようになります。
まとめ
いかがでしょうか?
このように順序立てて考えれば、
予算オーバーの不安を大きく減らせます。
次回は、いよいよ「土地探し」のステップについてお話します。
岡山で最も多くの方がつまずきやすい部分でもありますので、
そのコツを具体的にお伝えしていきたいと思います。
それでは・・・。