ブログ

ブログ

2025.10.08

資産を持つことへの理解

資産を持つことへの理解

~家は建てただけでは終わりではありません~

家を建てると、当然ながらその後の維持管理にも費用が必要です。
ただ、遠い未来の出費はイメージがしにくいため、
どうしても見立てが甘くなりがちです。

住宅会社側も、この現実を詳しく伝えると
「建築予算が減ってしまう」ことを懸念するため、
あまり具体的には話さないのが正直なところ。
結果として、いざ必要になった時に貯金が一気に減ってしまったり、
住宅ローンとは別にリフォームローンを組むことになるなど、
想定外の状況に直面するリスクが高まります。

特に最初の山場は 建築から10〜15年後
この時期はちょうどお子さんの進学資金や成人式・車購入などと重なり、
岡山で子育て中のご家庭にとっては大きな負担となる可能性があります。
だからこそ、毎月の返済額は「将来のメンテ費用も見込んだ上で」
考えることが大切です。

具体的に想定すべき出費

✔️ 電化製品の買い替え

エアコン、冷蔵庫、洗濯機、エコキュートなどは
10〜15年で寿命を迎えることが多いです。

  • リビング用エアコン(200V):約20万円
  • 寝室用エアコン(100V):約7〜8万円
  • 冷蔵庫:20〜30万円
  • 洗濯機:10〜20万円
  • エコキュート:約50万円

これらを合計すると 15年で150〜200万円
月に換算すると約1万円の積み立てが必要です。
岡山のご家庭でも「ちょうど子どもが中高生の頃に一斉に壊れた」
という声をよく耳にします。

✔️ 水回り設備の交換

キッチン・浴室・洗面・トイレなどの水回りは20〜30年で交換時期を迎えます。
設備代だけで150万円程度、
解体や内装工事を含めると 300〜500万円 かかるケースも珍しくありません。
こちらも月1万円の積み立てを目安に考えておきましょう。

✔️ 外壁の塗り替え

外壁材によってサイクルは異なりますが、
15年ごとにメンテナンスが必要です。
費用は 150〜200万円 程度。
これも月1万円を積み立てておくと安心です。

まとめ

以上を合計すると、
「毎月3万円程度は将来の維持費として積み立てが必要」
という試算になります。

資金計画は「家を建てるときの費用(イニシャルコスト)」
だけで考えるのではなく、
「住み始めてからかかる費用(ランニングコスト)」
まで織り込むことが大切です。

岡山でこれから家を建てようとされている皆さまには、
ぜひこの点も踏まえて無理のない資金計画
立てていただければと思います。

それでは・・・。