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2025.07.02

頭金の使い道

頭金の使い道

【頭金、入れるべき?】その100万円、投資に回すという選択肢

こんにちは。Tsumugu House(ツムグハウス)の新内です。
岡山での家づくりに役立つ、
家計と資産形成の視点からも大切なお話をお届けしています。

かつては家を建てる際に「頭金は物件価格の2割必要」と言われていましたが、
今はほとんどの銀行で**フルローン(全額借入)**が可能になりました。

そのため、手元に頭金として出せる資金があっても、
「本当に今使うべきか?」と悩む方も少なくないはずです。

✔ 頭金の3つの使い方と、それぞれの結果

ここで、選択肢は大きく次の3つに分かれます。

  1. 頭金として住宅ローンの元本に入れる
  2. 銀行預金としてそのまま保有しておく
  3. 頭金には使わず、長期積立投資に回す

そして私たちが推奨しているのが、迷わず「3」を選ぶことです。

✔ 100万円の使い方で、40年後に大きな差が出る

たとえば、頭金として使える100万円があるとします。
このお金をローンの元本に充てた場合、
40年で圧縮できる利息はせいぜい20万円ほど。

でも、これを長期積立投資に回すとどうなるでしょうか?
仮に年利6%で運用できたとしたら、
40年後にはおよそ10.6倍の1,060万円になる可能性があるんです。

つまり、頭金を投資に回すことで得られる将来の資産は、
「金利の節約額」をはるかに上回るということですね。

✔ 頭金は“お金の種”にする

もちろん、投資には元本割れのリスクがあることも事実です。
ですが、インフレが進み物価が上がり続けている今の日本では、
現金を持っているだけでは実質的に価値が減ってしまうのもまた現実。

だからこそ、将来の備えとして「頭金を投資に使う」選択肢が、
今後ますます重要になると考えています。

✔ 家と一緒に「お金の仕組み」も整える

これまでの回でもお伝えしてきたように、
・不要な保険は見直して、
・毎月の積立資金を確保し、
・その上で頭金も投資に回す、

このように暮らしの固定費を最適化しながら、
将来への備えを仕組み化しておくことが、
これからの家づくりには欠かせない視点です。

✔ 老後の安心も、今の選択次第

投資の正しい知識を持ち、今から備えていくことができれば、
「老後2,000万円問題」…いえ、インフレが続けば「4,000万円問題」にも、
大きな不安なく向き合っていけるはずです。

逆に、
・知っていても実行しなかった方
・投資をリスクと捉え続けた方
は、将来お金の不安に直面する可能性が高まってしまうかもしれません。

✔「家を建てるタイミング」は、お金の考え方を見直すチャンス

「投資=危険」と思っている方こそ、
このタイミングでぜひ正しい金融知識を身につけていただき、
家もお金も、未来に安心を残す選択をしていただけたらと思います。

それでは、また次回のブログで。