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2025.05.28
太陽光発電が必要な理由

【太陽光は本当に元が取れるの?】
今どきの太陽光発電、正しい試算方法と考え方
こんにちは。
岡山で建築家とつくるデザイナーズ住宅を手がけている
Tsumugu House(ツムグハウス)の新内です。
「太陽光って、つけたら元が取れるんですか?」
よくいただくご質問ですが、今の太陽光発電は「売って元を取る」時代ではなく、“自分で使って得をする”時代に変わってきています。
今回は、現在の試算方法と暮らし方による経済効果の違いについて、具体的な数値でわかりやすく解説します。
■ まずは基本の試算から
以下のような条件で試算してみましょう。
- 太陽光パネル容量:8kW
- 年間発電量(メーカー想定):10,000kWh
- 自家消費:2,000kWh
- 売電:8,000kWh
- 昼間の電気代:50円/kWh
- 売電単価:15円/kWh(FIT10年間)
➤ 年間の経済メリットは?
- 自家消費分:2,000kWh × 50円 = 100,000円
- 売電分:8,000kWh × 15円 = 120,000円
→ 合計:220,000円/年の経済効果が得られることになります。
■ 設置費用と比べてどうか?
仮に設置費用が**160万円(税込)**とした場合、次のように考えられます。
● キャッシュ払いの場合
220万円(10年分の効果)− 160万円(設置費)= +60万円のメリット
● リフォームローン(10年・月額14,700円)で導入した場合
→ 総返済額:約176万円
→ 220万円 − 176万円 = +44万円のメリット
つまり、どちらの方法でも経済的に“プラス”になる可能性が高いということですね。
✔ 新築時こそ太陽光の導入をおすすめする理由
- 【ポイント1】設置時の屋根構造と一体設計でムダがない
- 【ポイント2】10年ローンでも元が取れる+手元資金を投資や貯蓄に回せる
- 【ポイント3】発電パネルの多くが25年保証付き。長く使えるから安心
■ さらに効果を高める「暮らし方」の工夫
今の太陽光発電では、「できるだけ昼間に電気を使う」ことが節約のカギになります。
仮に自家消費が4,000kWhまで増えたら…
- 自家消費分:4,000kWh × 50円 = 200,000円
- 売電分:6,000kWh × 15円 = 90,000円
→ 合計:290,000円/年の経済効果にアップします。
✔ 昼間の使い方で差がつく
太陽光発電を活かすためにおすすめなのは、
昼間に家電を使う“意識”を変えること。
たとえば:
- 洗濯機・食洗機・掃除機は日中に稼働
- エコキュートは昼間の沸かしモードに
- エアコンは日中も我慢せず、快適に使用
「売る時代」から「使う時代」へ。
昼間にどれだけ電気を使うかが、太陽光の価値を左右します。
■ 今後の電気代高騰に備えて
今後も電気料金は上がり続ける可能性が高いと言われています。
そんな中で、太陽光発電を導入することは、
- 毎月の光熱費のリスクヘッジ
- 自家消費で家計を守る“備え”
- 災害時の電力確保(蓄電池との組み合わせも◎)
といった点でも、大きな安心とメリットを得られる選択肢になります。
✔ まとめ
太陽光発電は、今の時代に合った方法で使えば、
- 賢くコストを抑え
- 家計の安心を守り
- 快適な暮らしを支える
心強い存在になってくれます。
岡山で新築をご検討中の方は、
設置費用の試算+暮らし方のシミュレーションをセットで考えてみるのがおすすめです。
Tsumugu Houseでは、土地や間取りだけでなく、
こうしたランニングコストを含めた家づくりをご提案しています。
ぜひお気軽にご相談くださいね。
それではまた。
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Tsumugu House(ツムグハウス)
代表:新内 芳之